日頃からの御支援、御協力、感謝しております。トライアスリート竹内鉄平です。
7月4日(日)に長野県黒姫高原野尻湖で開催された野尻湖カップトライアスロン・ジャパンオープンの
結果とレースレポートをご報告します。
○ 大会詳細
開催日 : 2010年 7月4日(日)
開催場所 : 長野県 信濃町 野尻湖
競技距離
: Swim1.5km Bike45km Run16km (ドラフティング禁止レース)
○ 総合成績(完走278名/参加283名)
1位 竹内 鉄平 愛知県
2:42:46
2位 菅沼 伸哉 沖縄県 2:42:48
3位 萩野 貴史 長野県 2:46:49
4位 三村 宗範 長野県
2:53:25
5位 金津 貴史 三重県 2:53:31
6位 山田 健作
岡山県 2:55:13
7位 相馬 祐樹 長野県 2:56:21
8位 湯本 浩徳 長野県 2:57:41
9位 福本 整 群馬県 2:59:28
10位
佐藤 弘樹
新潟県 3:00:42
○ 使用ツール
バイク : CEEPO 700cロードフレーム
ホイール : シマノカーボンディープリム
ヘルメット
: MET ストラディバリウスU
ウェットスーツ: ガスティオリジナル フルウェット
アイウェア : アディダス アディゼロ
テーピング : ニューハレVテープ(膝・腰)
インソール : バイク BMZセミカスタム1.2A ラン BMZコンプリート(3mm)
ドリンク : MUSASHI リプレニッシュ(バイクボトル2本)
飛騨ロックフィルター水素水(大会前日・スタート前後・ラン序盤)
○
大会レポート
昨年に続き今年も招待して頂いた野尻湖カップトライアスロン・ジャパンオープンに参加してきた。今回は、金曜日の午後より長野に移動して、チーム員の河野さんのご自宅に泊めていただいた。おかげで、ゆっくりと身体を休めることができ、最終調整をしっかり行うことができた。土曜日の午前中は、ゆっくりと休んで移動の疲れを取って、午後から会場の野尻湖へと移動。前日移動だとはこうはいかない。受付とバイクコースの試走(15km×2周)を河野さんと行った。その日は河野さんと別れ、大会事務局に用意して頂いた宿に泊まった。
レース当日、朝方は土砂降りだったが、スタート1時間前には、見事に雨が上がった。ただ、路面が完全にウェットであるため、バイクのコーナリングで無理はできない。スイム(1.5km)は多少コース取りをミスったものの、予定通り19分台のトップで上がり、バイク(45km)をスタートさせた。1周目・2周目と自分では悪くないペースだと思っていたが、萩野貴史選手(長野県)に3周目の終盤追いつかれてしまう。萩野選手は、昨年の新潟国体の長野県代表選手で、自分が主催する伊良湖合宿にも参加していただいている。サッカーで鍛えた脚力で、バイクでその力を遺憾なく発揮してきた。昨年よりもスイムのタイムも大幅に短縮してきていた。バイクまでに後続を引き離すというレースプランであったため、追いつかれたことにより多少の動揺はあったものの、ランの力は把握しているので、大きく離されずにランスタートすれば勝てるという自信はあった。
焦らずに8秒差の2位でラン(16km)をスタート。萩野選手の走りを後ろから観察しながら、激坂を登りきった3km地点で再び逆転して、独走態勢に入ることができた。折り返し(8km地点)で後続との差を確認、そのまま余裕を持って逃げ切れる距離であると判断し、脚が攣ることのないように、そのまま無理のないペースを維持することにした。残りあと2kmを切り、そろそろ勝利を確信しようかというときに、後ろから気配を感じて振り返ると、報道のバイク併走する菅沼伸哉選手(沖縄県)が目に入った。菅沼選手は、今年の宮古島大会7位の強豪で、ロングでは自分は2連敗を喫している。決して油断していたわけではなかったが、追いつかれたときは、まさかあの距離を詰めてくるか!?と大きな衝撃を受けた。
しかし、フィニッシュまでは、もうあと1kmほど。ここは、我慢。とにかくついていくしかない!と菅沼選手をぴたりとマーク。相手の息遣い、足の運びを後ろから観察し、最後の勝負に備えた。フィニッシュは道を折れてすぐのため、曲がる直前のここしかない!という絶妙なタイミングで自分が先にアタックを仕掛ける。ここは野尻湖大会初参加の菅沼選手と3度目の自分との経験の差が出た。菅沼選手とのスプリント勝負の末、2秒差のトップでフィニッシュテープを切ることができた。最大の目標であったV3を達成!最後の最後まで、本当にしんどいレースだった・・・。
←優勝の瞬間、喜びが爆発!
ここ2ヶ月ほどは体調不良が続き、コンディション的には、不安材料だらけで、実際バイクもランもまったく思うような走りはできなかったが、たくさんの方に応援して頂き、意地でも勝つ!という気持ちを全面に出し、最後まで諦めなかったことが勝因だった思う。レースが終わって冷静になってみれば、そう思うのだが、レース中は、とにかく無我夢中で、ラストのスプリントの駆け引きは身体が勝手に反応していた。これは普段の練習のビルドアップ走で、ラストスパート真剣勝負をみんなとしているおかげだ。自分は、ビルドアップ走では、よっぽど調子が悪いとき以外は、いつ何時、誰が(女性、子供が)相手でも、絶対にラストは半歩でも前にフィニッシュするようにしている。大人げない?と思われようが、そうすることで、身体が勝手に反応するようになり、実際のレースで生きてくるからだ。まさにそのことを体現できたという意味では、非常に価値のあるレースだったと思う。この勢いで、今週末のアジアカップ蒲郡大会(国体予選)も頑張りたい。
今回も、長野県在住のチーム員の方の献身的なサポートと、また地元企業である株式会社黒姫和漢薬研究所、実業団自転車チーム「快レーシング」の皆さんの全面的なバックアップもあり、多くの皆さんの声援のおかげで、最後のスプリント勝負では、背中を押されて、勝利をもぎ取ることができました。本当にありがとうございます。トレーニング環境を提供してくださっている三好スイミングアカデミー様、協賛・支援スポンサー各社の皆様、大会スタッフ、ボランティアの皆様、大会に参加したすべての選手の皆さん、長野県のトライアスロン関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。来年は前人未到の4連覇にぜひ挑戦したいと思います。
優勝 竹内鉄平(愛知) 2位 菅沼伸哉(沖縄) 3位 萩野貴史(長野)
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