蒲郡オレンジトライアスロン大会完走プロジェクトにご参加、ご興味を持ってくださっている皆様。
プロトライアスリート(三好SAトライアスロン倶楽部成人コースヘッドコーチ)の竹内鉄平です。
6月6日(日)に岐阜県海津市木曽三川公園で開催された東海ブロック選手権木曽三川大会の
結果とレースレポートをご報告します。
○ 大会詳細
開催日 : 2010年 6月6日(日)
開催場所 : 岐阜県 海津市
競技距離 : Swim1.5km Bike40km Run10km (ドラフティング許可レース)
○ 男子総合成績(完走16名/参加25名)
1位
竹内 鉄平 愛知県/三好SATC
2:02:06
2位 桶谷 祐輝 愛知県/三好SATC
2:03:08
3位 倉内 誠司 愛知県
2:03:27
4位 疋田 浩気 静岡県
2:03:50
5位 櫛田 宣善 愛知県/三好SATC
2:03:54
6位 中井 啓太 三重県
2:04:08
7位 伊藤 寿
愛知県/三好SATC
2:05:43
8位 森下 泰秀 三重県
2:05:56
9位 椙山 翔平 愛知県/三好SATC
2:06:15
10位 近藤 琢也 愛知県/三好SATC
2:07:12
女子総合成績(完走7名/参加7名)
1位 竹元 久美子 愛知県(三好SATC)
2:19:02
2位 藤田 真梨 静岡県 2:22:56
3位 平松 智子 愛知県(三好SATC) 2:23:16
4位 戸田 光海 愛知県(三好SATC) 2:23:19
5位 宮澤 恵理 静岡県 2:23:22
6位 近藤 なつき 滋賀県 2:29:49
○
使用ツール
バイク : CEEPO 700cロードフレーム
ホイール : シマノカーボンディープリム
ヘルメット : MET ストラディバリウスU
レースウェア : ミズノ
アイウェア : アディダス スパーノヴァ S/L
インソール : バイク:BMZセミカスタム1.6A ラン:BMZコンプリート(1mm)・
テーピング :ニューハレVテープ(膝・ふくらはぎ・腰)
ドリンク : MUSASHI リプレニッシュ×1本(バイク時)
飛騨ロックフィルター水素水(大会前日・スタート前、フィニッシュ後)
○ 大会レポート
東海王者を決める東海ブロック選手権に出場してきました。
今回日本選手権の出場資格は5位までとなり、昨年まで(7位)よりも厳しい条件となりました。
昨年は1位の疋田浩気選手(静岡県)と同タイムの2位で涙を呑みました。
今年はもちろん自分の優勝と、クラブメンバーの櫛田宣善選手(昨年11位)をアシストし、
5位に入賞させることが目標でした。
ただ、自分は病み上がりでトレーニングを再開してまだ1週間しかたっておらず、しかも大会前日に
風邪がぶりかえしてしまうという最悪のコンディションで、どこまでやれるかわからない状況でしたが、経験を生かしてクレバーなレースをすれば勝てるという自信はありました。
レースプランは、スイムを櫛田と同時にフィニッシュし、バイクでは自分が彼を引っ張り、ランで逃げ切られる安全圏まで引き上げ、なおかつスイム・バイクで圧倒的な力を発揮する疋田選手をランで逆転するというとても楽しい?プランです。
スイムコースは250mの折り返しコースを、3往復。水温は22度で今年もウェットスーツは着用禁止となりました。スイムは櫛田と同時にフィニッシュすることを念頭に、あまり飛ばし過ぎないように泳ぎました。疋田選手とは1分30秒差、桶谷祐輝選手(愛知大学)と30秒差でスイムフィニッシュ。これくらいの差は想定の範囲内です。
バイクスタートしてすぐに櫛田を後ろに付かせて、前を追いました。ほどなく桶谷を吸収。彼も先日クラブに加入してくれたばかり。スイムの力は自分より上ですが、バイクはまだまだ力不足。一瞬置いていこうかとも思いましたが、二人よりは三人のほうが有利だと考え、まずは自分がペース(行き:38km/h、帰り42km/h)をつくり、このペースを維持するように二人に指示を出しました。最低限維持する速度を意識させることで、大幅なスピードダウンを避けて、集団での意志の統一を図るためです。
10のうち自分が8割を引き、残りを1割ずつ二人に引いてもらいました。自分は長く引くことになりますが、80%の力で回すようにして、二人には100%の力で頑張ってもらうわけです。一人で行っても恐らくタイム的には同じですが、100%の力を出さなくてはいけなくなります。ペースを二人に合せることで、余力を残してバイクフィニッシュすることができます。これが功を奏し、疋田選手との差は徐々に縮まり、後続との差もじわじわと広がり始めました。結果、疋田選手とは30秒差、後続の集団とは2分以上の差をつけてバイクフィニッシュ。
ランの走り始めは、予想通り気管支炎の影響で呼吸が苦しく、無理にペースを上げることは危険と判断し、ゆっくりとスタートを切りました。自分が引っ張ってきた桶谷、櫛田に先行を許す形になりましたが、後半追い上げれば十分逆転可能な射程範囲内だったので、ここはまだ焦る時間ではないと、余裕をもって走ることができました。2kmを過ぎてまず櫛田に追いつき、「このまま逃げ切ればお台場にいけるぞ!」と声を掛けて抜かしました。
3km過ぎて、桶谷が先頭を走っていた疋田選手を逆転しトップに立ちました。2周目の折り返しで疋田選手を捕らえて2位に浮上。あとは桶谷だけです。6km地点でトップに立つと、そのまま独走態勢に入ることができました。ラスト1周回、後続の追い上げからも安全圏にいることを確認し、そのままトップでフィニッシュテープを切りました。気になるのは、後続の順位です。2位に桶谷、3位に第3パックからランで追い上げた倉内誠司選手、4位に疋田選手が入り、そのすぐ後に櫛田がフィニッシュ!日本選手権の出場権を見事獲得してくれました。6位に三重県勢トップの中井啓太選手、7位にはランラップ1位の追い上げをみせらクラブメンバーの伊藤寿選手が入りました。
一方、女子ではクラブメンバーの竹元久美子選手がスイムからトップを守りぬき2連覇達成。3位にアシスタントコーチの平松智子、3秒差の4位に同じく戸田光海が入りました。
三好SATCからは、自分を含め6名(男子3名・女子3名)が日本選手権東京港大会の出場権を
獲得。10枠のうちの6枠を獲得するという快挙を成し遂げました。
しかし、日本選手権に出るのと、日本選手権を完走することでは、まったく意味とレベルが違います。
まだ今の実力では、完走できるのは、6名のうち、よくて3名でしょう。
10月までにまだ時間があるので、日本選手権出場選手にはより高い意識を持ってもらい、
まずはレースを完走、また上位に入れるように強化を進めていきます。
常日頃からご支援を頂いています三好スイミングアカデミー様、協賛・支援スポンサーの皆様、
大会スタッフ、ボランティアの皆様、大会に参加した選手の皆さん、レース会場で声援を送ってくれた
すべての方に感謝します。ありがとうございました!
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日本選手権出場権獲得者6名
(戸田・竹元・平松・竹内・桶谷・櫛田) |
三好SATCメンバー40名(選手・応援含む) |
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